1965年10月4日生まれ
B型/天秤座
銀行、医療機関、建設業、社会保険労務士事務所勤務を経て、2005年2月に独立開業。
渉外、融資、経理、総務など幅広い業務に従事。20年以上に渡って、金融、会計の世界で、のたうちまわる。
現在「資金管理アドバイザー」として、中小企業経営者・起業家たちと日夜奔走するかたわら、障がい者自立支援団体「NPO法人 ふわり」理事も務める。
こんばんは。
高橋啓一です。
先週木曜日、札幌のお客様のところへ訪問する。
同じ北海道内とは言え、札幌―釧路は鉄道で4時間ほどの距離があるので、
「今すぐ行きますから!」
と、蕎麦屋の出前感覚で行くわけにはいかない。
「北海道はデッカイどー」なのだ。
普段、なかなか顔が見れないお客様と会うのは、とても楽しみで胸が躍る。
・・・・・と書くと、地元のお客様に怒られそうなので、「いつでも胸は躍っている。」と訂正させてもらいます。
行きのJR車中で読んだスポーツ雑誌「Number 11/13号」で、面白い記事に出会った。
元サッカー日本代表監督イビチャ・オシムへのロング・インタビュー。
残念ながら病に倒れ、道半ばにして監督の座を退いたが、僕はオシムが大好きだった。
スポーツ関係者には珍しい「哲学者」然としていて、言葉がウィットに富んでいた。
選手に対し、厳しくも暖かい父親のような愛情で接し、ユーモアを兼ね備えた皮肉家でもある。
僕の知る限りの歴代代表監督の中では、断トツに可能性を感じていた。
とにかく選手たちに走ることを要求し、
「こんなに走らせて怪我をしたらどうするのか?」の問いに、
「ライオンに追われているウサギが肉離れを起こすか?」
と答えている。
つまりは真剣身が足りないからだと。
また、代表監督に就任するときも、
「私が一番最初に手掛けることは、日本代表を“日本化”させることだ。」と語った。
この言葉を聞いたときは、ものすごくワクワクしたものだ。
そのオシムがインタビューの中で、非常に興味深い話をしているので抜粋して紹介します。
「練習というものは、誰に何を教えるかをはっきり理解した上で行われるべきだ。
それには明日、何が起こるかを予測する能力が必要になる。
試合で何が起こっても、練習で準備していれば何の問題もない。
つまり考えるべきは今日のことではなく明日のことだ。
また、選手は小さな子供と同じで、信頼されていないと思えば不安になる。
彼らに必要なアドバイスを与え、集中して働ける環境を作り出さねばならない。」
「信頼関係がなければ監督は働けない。
選手を指示通りにプレーさせるために必要な権威を失っているからだ。
選手はそのあたりの微妙な関係を、抜け目なく察して行動する。
監督がフロントの信頼を失っても同じだ。
選手は熱心に練習しなくなり、プレーも悪くなっていく。」
これはサッカーの話と言うよりも、経営者が持たなければならない「ビジネス観」だと感じた。
サッカーの複雑な戦術も、分解すれば選手1人1人のシンプルなプレーの集合体によるものだ。
流れるような連動する動きも、シンプルなプレーと次の行動への予測が重なり合って成立するものだ。
監督は、それを噛み含めるような判りやすい言葉に変えて、選手に理解させる。
経営も同じで、どんな高尚な理屈も、最新の理論も、それを実際に使う人間(経営者・スタッフ)が、理解できるものでなければ、何の効果も成さないだろう。
「判った気になっているもの、判ったふりをしているもの」では、行動に結びつく筈がない。
未来をシンプルに予測し、スタッフ全員が理解できるものにこそ、「成功の真理」が宿っているのだと思う。
キャッシュという明確な基準を座標軸にして、自分のビジネスの未来を測っていくことができたならば、どんな理論にも勝る爆発的なエネルギーを生み出すものだとあらためて確信している。
札幌では、お客様と大変、実のある話ができた。
真剣に真摯に議論してくれるお客様は大好きだ。
体の中から情熱が湧き出してくる人と話をすることによって、僕自身の内面も高められていく。
スタッフ達からも、意欲的な嬉しい言葉を聞かせてもらう。
代表と僕は2人で素直に喜んだ。
夜は別のお客様と電話にて2時間の打ち合わせ。
心地よい疲労感に浸った僕は、一気にビール・・・いや本当は発泡酒を喉に流し込み、ベッドに倒れ込んだ。
明けて翌朝金曜日、僕は、かねてから念願だった場所へ向かう準備を始める。
この続きはおそらく明日。
投稿者:高橋啓一 日時:2008年11月10日 20:25 | コメント (0)